Just Another Dinner

なんでもない、
いつものごはん。

ごちそうじゃない。写真も撮らない。SNSにも、載せない。
——ただ、おなかを満たすための、いつもの、夕飯。

At the Edge of the Plate

その端に、いつも、
一切れ。

主役じゃない。誰も、褒めない。名前だって、気にとめない。
——でも、無いと、なんだか、物足りない。

That Little Sound

パリッ、と鳴ると、
ごはんが、すすむ。

おかずが地味な日も。疲れて、なにもしたくない夜も。
——これが、あれば、もう一口。ごはんが、パクパク、進んでいく。

The Quiet Truth
主役じゃないものが、
毎日を、支えている。

派手なごちそうは、たまに、でいい。
あなたの毎日を、ほんとうに支えているのは、こういう、小さなものだ。

You’ve Known It Forever

子どもの頃も、
食卓の端に、あった。

覚えていないくらい、当たり前に、そこにあった。
——大人になったあなたが、気づけば、同じものを、選んでいる。

Across the Years

年老いた母も、
これなら、箸をのばす。

食が細くなっても、これだけは。
——派手なものより、こういうものが、うれしくなる歳が、たしかに、ある。

A Whole Winter, Inside

その一切れの裏に、
ひと冬が、ある。

寒い風に、何日も、さらして。時間をかけて、ゆっくりと、漬けて。
——あなたが二秒で口に運ぶものに、誰かの、長い季節がある。

Someone Who Kept It Plain

派手なものに、
しなかった人がいる。

流行りに走らず、ただ、変わらない一切れを、今年も。
——「まずは、この冬を乗り切って、一歩ずつ」。そう、言いながら。

Still There

だから、あなたの食卓は、
今日も、変わらずにある。

変わらない、ということが、どれだけ、ありがたいか。
——騒がしい世の中で、それは、静かな、贅沢だ。

Enough, and Full

派手じゃなくても、毎日は、
ちゃんと、満ちている。

特別な日じゃなくていい。なんでもない一膳を、あなたは、ちゃんと、満たせている。

On to the Next Table

あなたの子も、いつか、
食卓の端に、これを置く。

あなたが、親に、そうしてもらったように。
——変わらないものは、こうして、次の食卓へ、手渡されていく。

佐藤漬物工業
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