経営の考え。現場の物語。この会社の、らしさ。
——それを伝える役目が、あなたに、託されている。
心を込めて作っても、配られたまま、開かれない。
——休憩室の隅に、積まれたままの、あの束。
誰もが忙しく、スマホの中には、無限の情報。
——読む理由がなければ、人は、開かない。それだけのことだ。
すべては、この問いから、始まる。
——それが決まったとき、"かたち"は、自然に決まっていく。
開きたくなる、表紙に。
読みたくなる、文字の大きさに。
その人の言葉が、いちばん立つ、レイアウトに。
——あなたの想いが、手に取れるものに、なっていく。
画面では生まれない存在感が、指を、止める。
——めくる、という小さな体験が、"読む"に、変わる。
休憩室で、ページを、めくる音。
——積まれたままだった、あの束が、少しずつ、減っている。
廊下で、ふいに、声をかけられる。
——作った人にしか、わからない、うれしさが、ある。
経営の考えが、現場に。現場の物語が、経営に。
——ばらばらだった人と人が、一冊で、つながっていく。
流れて消える言葉の横で、机の上に、在り続ける。
ときどき手に取られ、また、読まれながら。
あなたの伝えたいことが、ちゃんと、誰かの手のなかにある。
時代がどれだけ移っても、人が、手に取れるものに心を動かすことは、変わらない。
——あなたの想いを、これからも、かたちに。